ガールスカウトが目指すもの
ガールスカウトは、少女と女性のための世界最大の社会教育団体です。
すべての少女と女性が自分の可能性を最大限に引き出し、自らの手でよりよい社会、未来を創っていくことを目指して活動しています。(日本連盟プレスより)
ガールスカウトは「やくそくとおきて」のもと「活動の3つのポイント」を大切にしながら、自分たちでやりたいことを見つけ、計画を立てて実行することで「いろいろなことができる自分」の可能性を広げていきます。
ガールスカウトの育成目標
少女たちは自然、仲間、家族以外のいろいろな人との関わりの中でこそ、自分の持っているさまざまな可能性を伸ばすことができます。ガールスカウトでは、5歳~100歳を超える女性が一緒に学び活動しますが、少女の発達段階に合わせ、年齢別にさまざまなプログラムを展開しています。
テンダーフット(就学前1年) 豊かな感性をもつ
自然のなかで五感を使った体験を楽しみ、感性をはぐくみます。
ブラウニー(小学1年~3年) 自分を表現する
新しいことを体験して「自分にできること」を増やしていきます。
ジュニア(小学4年~6年) 仲間と協力する
仲間と協力することの楽しさや大切さを学びます。
シニア(中学生) 体験と通して自分を見いだす
自分で考え、目標をたて、それに向かって努力します。
レンジャー(高校生相当年齢) 責任ある立場で自分を生かす
一人の世界市民として自ら考え、行動していきます。
やくそくとおきて
<やくそく>
私は
神(仏)に対するつとめを行い
地域と国と世界への責任を果たし
人に役立つことを心がけ
ガールスカウトのおきてを守ります。
<おきて>
- 私はいつも明るく勇気を持ちます。
- 私はいのちあるものを大切にします。
- 私はすべての人と友だちになり、他のガールスカウトとは姉妹です。
- 私は礼儀を正しくします。
- 私は時間と資源を大切に使います。
- 私は自分で考え行動します。
- 私は言葉と行いに責任をもちます。
- 私は誠実であるように努めます。
活動の3つのポイント
1.自己開発 自分の可能性を発見し「主体的に生きる」ことを身につける。
2.人とのまじわり さまざまな人々とともに行動し、互いを尊重する心を育てる。
3.自然とともに 自然との調和を学び豊かな感性を養う。
「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」を教育のポイントとして活動に取り組み、少女たちの実行力、コミュニケーション能力、責任感を身につけます。
ガールスカウトで得られるもの
さまざまな活動の中で、自分で考え、迷い、物事を決定していく体験、うまくいかないことを自分で修正していく経験を積み重ねていきます。
リーダーシップ能力
ガールスカウトでは、一人がリーダーになるのではなく、リーダーの役目をわかちあう“シェアード・リーダーシップ”を実施しています。
高い自己肯定感
ガールスカウトのさまざまな活動は、少女たちに他者を認める力を身につけ、自分が大切な存在であることを認め、自分を肯定的に思う心をはぐくみます。
世界的視野を広げる機会
世界約1,000万人のガールスカウトが仲間になり、世界各地で行われるセミナー、研修、キャンプ、国際連合関係の会議などに参加する機会があります。
●世界のなかま
1910年にイギリスで創設以来、現在145の国と地域に約1000万人の会員がいます。
●日本のなかま
1920年に活動が始まり、2020年に100周年を迎えます。全国に5歳から100歳を超えた、女性を中心とする約4万人の会員がいます。
●大分のなかま
1929年大分県支部として活動がはじまり70年が過ぎました。
現在約250人の会員が県下の団に所属して活動しています。
~~~ 2032年ビジョン ~~~
ガールスカウトは、
「すべての少女と女性が
自分らしく生きられる社会」を目指して
行動する女性を育てる。
~~~ 日本のガールスカウトの使命 ~~~
少女と若い女性が自分自身と他の人々の幸福と
平和のために、責任ある市民として自ら考え、
行動できる人となれるようにする。
*詳しくは(公社)ガールスカウト日本連盟のホームページをご覧ください。